ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2022.7.30 09:51日々の出来事

「理屈はもういい」と「まさか自民党政権下で?」

今日が「東海ゴー宣道場」の応募締め切りだ。
かろうじて欠席者がなければ、150名の席が埋まる
くらいの人数が応募してくれた。ありがとう。
これは名古屋だからである。
名古屋は「よしりん十番勝負」のショックが凄かった
から、そのときの参加者が早い段階で応募してくれた。
設営隊にも、特に愛子天皇に熱心な人たちがいる。
皇統問題では強靭な人たちがいる地域でも、なかなか
集まらないのだから、今後は戦略の立て直しが必要だ
と思っている。
さて、応募動機の中に、こんな人がいる。
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岐阜県在住60代男性。
応募理由。
〆切間際になってしまいましたが、なんとか予定を空け
られる見通しが付きましたので参加希望します。
よしりんの様々な工夫、参加呼びかけに応えられずに
切歯扼腕していましたが、皇統問題は本当に難しいと
感じます。
十番勝負には妻と参加させて頂き、難しい議論に誘って
爆睡されないか心配していたのですが、帰りの車中、
一夜明けた次の日も話題は皇室問題でした。
色々質問攻めを受けましたが、最後は「私でも分かる
ことが、どうして頭のいい(はずの)偉い(男系支持の)
先生にはわからないのだろう?」という不審で締め
くくられました。
その後、周りの友人にも聞いて回ったそうですが
「なんで?愛子さまじゃないの?」というリアクション
ばかりだそうです。
なので、妻とも一緒に参加したかったのですが、
今回は「(理屈は)もう、いい」そうです。
「女性・女系?」の理論武装をしても男系には通じず、
庶民には難しい理屈は必要ない。
とすると、どういうアプローチが有効なのか。
ブログにも紹介されていた方の質疑をライブで拝聴し、
ヒントを頂けたらと思い応募します。
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下線はわしが付けたのだが、わしはこの夫婦はすごく
頭のいい、常識のある人だと思う。
「(理屈は)もう、いい」という感覚は「ゴー宣道場」に
参加すれば、どんどん増えていくのだ。
女系公認・双系公認の考えはあまりにも当然で、常識
ある庶民なら、一発で分かってしまう。
そこで答えは出たので、「(理屈は)もう、いい」
なってしまう。
イデオロギーより庶民感覚で、男系イデオロギーより、
男女どっちでもいいという庶民感覚の方が「真正保守」
なのだ。
だが、少数のイデオロギーに支配された事態をどう変え
るか、考え直さなければならない。
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愛知県在住40代男性。
応募理由。
どのようなシナリオで愛子天皇が実現するのでしょうか?
政権交代?まさか自民党政権下で?
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この人は天皇陛下の「譲位」がどうやって実現したのか、
知らないのだろう。
安倍政権が「譲位」をぶっ潰そうとして立ち上げた
「有識者の会」を無効にして、国会議員の代表の集まりで、
「譲位」を成功させたいきさつを勉強した方がいい。
「まさか自民党政権下で」陛下の「譲位」を実現したのだ!

今回は「譲位」より厳しい。
それを打開する戦略をわしは考えているわけで、愛子天皇が
実現できなきゃ、「皇室」そのものが終わる!
「側室なき男系絶対」は皇室の終了!
これは確実なのだから、突破口を見つけるために、
ジタバタするのは仕方がない。

神戸から始まる「オドレら正気か?」の「小規模巡業」も
その突破口の一つだ。
戦略の全ては教えられない。
冷笑者は、指をくわえて見ているがいい。
あれよあれよという間に、男系イデオロギーを、常識の
海に沈めてしまうのだ!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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